皆さんはブルネロ クチネリというファッションブランドをご存じでしょうか?
私は恥ずかしながら、昨年出会うまで「聞いたことあるブランドだな・・・」というくらいしか印象がありませんでした。
昨年3月に都内で展示会を開催していたところ、たまたまプライベートで前を通りかかったブルネロ クチネリ ジャパンの社長が足を止めたことで、同社との御縁が始まります。
「あなたの職人さんのために、何かできることはないのか?」
溢れるエネルギーを抑えきれない様子で語りかけてくれ、私も現状と将来への思いを語りました。
それから表参道店での展示を三度(2024年7月~9月、12月~2025年3月、4月~8月)開催させていただいております。
支援は展示会にとどまらず、2024年8月には輪島にボランティア(しかも43名!)でお越しいただきました。
連れてきていただいたオペラ歌手の歌声に触れ、涙を流す輪島市民の表情は忘れられません。
そんなブルネロ クチネリさんですが、ただの高級ブランドではありません。
人間の尊厳と精神を大切にし、イタリアのソロメオ村でその理念を実現させている企業です。
(詳しくは『人間主義的経営』ブルネロクチネリ著、クロスメディア・パブリッシング社を!名著です。)
当然この企業で働いているスタッフの皆さんは、素敵な個性を持った方ばかり。
表参道店での展示は、私を成長させてくれました。
なかでも共感したことは「漆の価値を高め、職人さんの旗となる」こと。
それを実現させるには、ビジョンを仲間と共有し、ひとつひとつをそのために行動すること。
以前ご紹介した『職人おみくじ』や『挨拶状』もその一環で、ブルネロ クチネリさんと出会っていなければ作っていなかったでしょう。
自分のビジョンを少しずつ、形にできている気がします。
ぜひ、東京にお出かけの際はブルネロ クチネリ 表参道店にお立ち寄りくださいませ。
